なぜ、高校中退した偏差値32の僕が、早稲田に一発合格できたのか…?

携帯を持つ手が、緊張で震えているのが分かった。

(プルルルル…)

呼び出し音が止まる。

合否のアナウンスまでの
たった2秒ほどの待ち時間が、
その時の僕には、永遠に続くんじゃないかと思うくらい長く感じられた。

シーンと静まる中、僕は全神経を耳元に集中させた。
自分の心臓がバクバク鳴る音が聞こえた。
体中がカーっと熱くなる感覚がした。

まだか、まだか、まだか…!!!

すると、あのアナウンスが聞こえたんだ。

「おめでとうございます。合格です。」

その瞬間、僕は、これまで発したことがないくらい
大きな奇声を家中に響かせた。

「うぉぉぉぉおおおお受かったぁぁぁぁぁあああああ!!!」

これから話すのは、
高校を中退し、社会のレールから外れてしまった僕が
たった1年4カ月で早稲田に逆転合格した、

“嘘のような本当の話”だ。

「もう、勉強なんてしたくない」成績底辺の自分になげやりになる高校生活。

今から遡ること、5年前。

僕は都内の高校に進学した。
偏差値55くらいの、いわゆる自称進学校だった。

正直、高校を決めた理由なんてない。

その時の成績で、なんとなくいけそうだったから、
選んだだけだった。

なんとなく決めてた高校での勉強は
当然頑張れる訳がなく、当時の成績は最悪。

どれくらいひどかったかというと、

学年の順位は、240人中230番台
全国模試では、偏差値32だった。

下から数えた方が圧倒的に早い。

「あぁ、自分は落ちこぼれなんだ・・・」

そんなことを思っていた。

悪い結果ばかりで、勉強への苦手意識は増す一方。
学校から出される大量の課題にも、嫌気がさしていた。

マジメで優秀な同級生との差はますます広がっていき、学校での孤独感がどんどん強くなっていった。

「もう、無理。」

僕は、全く勉強しなくなった。

そんなある日、

(あー。なんで、学校に行かなきゃなんないんだ。)

ギュウギュウの満員電車に揺られながら
そんなことを考えていると、

突然、目の前が真っ白になった。

うまく息が吸えず、周囲の音が遠くなり、
胸がギューッと締め付けられるような感覚。

呼吸困難だった。

僕は、学校でのストレスが積み重なり、
呼吸困難を発症するまでに追い詰められていた。

そんな状態で学校に通い続けられるわけもなく…

高校1年の10月。
僕は、たった半年で高校を退学してしまった。

「やっと嫌いな学校から解放される」

当時は、そんな晴れやかな気分だったが、
本当の試練はここからだった。

高校退学。自堕落な生活を送る日々。

高校を辞めた後、
僕の生活は本当にひどかった。

深夜から早朝まで、
友人と通話しながらのオンラインゲーム。

日が昇ったら寝て、
起きたらバイトに行くという日々だった。

当時の精神状態は最悪で、

昼間、外を出歩き、知らない人と目が合うと
「あの子、学校行ってないんだ」
と、好奇の目を向けられている気がしていた。

ゲームもバイトもしていない時間は、
突然の虚無感に襲われた。

(自分が生きる意味って何だろう?)
(この世に存在する意味ってなんだ?)

そんなことを考えては、
死にたくなって、の繰り返しだった。

一種のうつ病だったんだと思う。

(自分は世の中のレールから外れてしまったんだ)
(もう一生、楽しい人生は送れない)

そう、考えていた。

人生のどん底だった。

ゴールの見えない真っ暗闇の冷たいトンネルの中を
一人孤独に、さまよい続けている感覚だった。

そんな堕落した生活は、なんと1年間も続いた。

僕の人生がガラッと変わったある転機

ただ、そんな僕にも人生を180度変える
ある転機が訪れる。

その転機が訪れたのは、高校2年にあたる年の10月。

兄と母と3人で、
祖父母の家へ向かう新幹線の車内でのことだった。

二人は、兄が通う早稲田大学の話で盛り上がっていた。

(へぇー、早稲田に行けるなんていいよなー。)

窓枠に肘をつき、外の景色をボーっと眺めながら、
耳に入ってくる会話を聞いていた。

すると、突然、兄が僕に話かけてきた。

兄「隼人(僕)は大学に行かないの?」

僕「別に。行きたいところもないし。
行けるような学力もないし。」

兄「いやいや、そんなことないよ!
勉強すれば隼人だって早稲田に行けるよ!

僕「そんなん、兄貴は頭が良いからだよ」

兄「ほんとだって!実際に受かった俺が言ってるんだから信じろよ!」

僕「(本当かよ…)…。」

自分のずっと先を行く、遠い存在の兄。
そんな兄との、何気ない些細な会話だった。

心のどこかで憧れていた兄から、
「早稲田に行ける」という言葉をかけられたんだ。

正直、100%は信じきれなかったけど、
将来に全く希望を持てていなかった僕にとって
一筋の光がさしたような気がした。

受験に対する期待、自分に対する期待、
合格した先にある生活への期待…

それまで自分の心の奥に眠っていた思いが、
じわじわとあふれ出てくるようだった。

「東京戻ったら、俺の家で勉強教えてあげるから来いよ!」

そこから僕は、週に1度、
兄の家に行って勉強を教わりにいくことになった。

そう。ここから、
僕の逆転劇が
始まるんだ。

まるで知らない世界だった。僕は、激変した。

兄の教え方は、先生から一方的に勉強を教えられる、
一般の家庭教師や塾とは全く違った。

まずは、
「大学生活を終えて、就活する時にどんな人間になっていたいか」を聞かれた。

(まだ大学生にもなっていないのに、そんなの分かるわけないじゃん…)

聞かれた瞬間は、そんな風に思った。

ただ、時間をかけて自分の本心と向き合ってみると

“自分に合った環境を選択できる人間になりたい”

という思いがあることに気が付いた。
自分に合わない高校を選び、失敗したことが理由だ。

すると、兄は言った。

「じゃあ、優秀な大学を出ないとダメだよ。ぶっちゃけ、就職の時って学歴は超重要なんだ。早稲田なら、隼人に合った環境を選べる確率は高いかもね。」

ハッとした。

そんなこと、考えたこともなかった。
とりあえず大学を卒業できればいいんだろう、くらいにしか考えてなかったんだ。

大切なのは、
“将来、自分がどうありたいか”を考えることだった。

次に、勉強の計画を立てた。
僕が苦手な部分を中心に、1週間どのように進めていくかを話し合った。

さらに、具体的な参考書の使い方を教わった。
当時、手始めに習った参考書は「英単語帳の鉄壁」「古文単語315」「日本史の実況中継」の3つ。

正直、これを渡されたときは、
単語とか基礎的な内容ばっかりだったから

(え?本当にこれで大丈夫なの?)

と疑ってしまった。

受験勉強は、
演習とか過去問とか実践的な内容をやるもんだと思ってたんだ。

兄は僕の反応を見て察したのか、
こんな事を聞いてきた。

兄「受験で失敗する人の共通点って、知ってる?」

僕「共通点?分かんない、何?」

兄「周りに流されて、なんとなく演習に取り組むことなんだ。でも、今の隼人にとってはそれは間違い。
今の隼人には、基礎が重要。基礎ができてないと、演習ってただの時間の無駄になるんだよ。」

この3つの参考書は、基礎が出来ていなかった
僕のために
選んでくれたものだった。

(一人で受験勉強してたら、やばかったかも…)

早稲田に受かった兄だからこそ、
合格に必要なものも
当時の僕のレベルも、全て理解してくれていたんだ。

本当に、兄のサポートに感謝した瞬間だった。

そして、そこで話し合った内容を1週間やりきり、
次の週にまた兄のもとを訪れ、
計画の振り返りと、苦手箇所の洗い出しを行った。

今振り返ってみると
“勉強を教えてもらっていた”  というよりも、

“正しい勉強のやり方を教わっていた”
という方が近いかもしれない。

正直、最初は、
「なんでこんなことしないといけないんだろう」
「勉強のやり方じゃなくて内容を教えてよ」
なんて思ってた。

これがどのように活きてくるのかが
具体的に見えなかったんだ。

ただ、信頼する兄のアドバイスということもあったし、
とりあえず兄のやり方を信じることにした。

さらに、兄は勉強の指導だけでなく、
リアルな大学生活の話もしてくれた。

それが僕にとって、何よりの楽しみだった。

「早稲田は、優秀な人が多い。いろんな考えを持った人がいる。これまで見てきた世界とは、全然違う景色が広がってるよ。」

サークルでの話、授業の光景、友達とのエピソードなど、大学でのキャンパスライフをはっきりと思い描くことが出来た。

また、時間が空いた日には、早稲田の校舎にも連れて行ってもらった。

校舎に入ると、そこは映画の中のような、近未来の世界を感じさせるような、見た事のない空間が広がっていた。

入ってすぐのエントランスは、
ずーっと上の10階まで吹き抜け。
両サイドはステンレスでピカピカのエスカレーターが永遠に続いていた。

周囲を囲うように並んでいる教室は、ハリーポッターを連想させるヨーロッパ風のおしゃれなデザインだった。

(合格したら、こんなところで勉強できるのか…!)

この校舎に通っている自分の姿を想像して、鳥肌が立つくらいワクワクしたんだ。

それから僕は、
まるで、別人のように変わっていった。

受験まで残り1年4カ月。出身校はない。そんな僕が驚異の追い上げ。

僕は、それまで勉強嫌いだった自分が嘘だったように、毎日必死に勉強した。

どれくらい必死だったかというと、
平均して1日12時間
早稲田の全ての文系学部の過去問を100年分以上解いた。

今考えると、狂気を感じるような必死さだった。

でも、不思議と辛いという感覚はなく、
むしろこの時は勉強に夢中になる自分を楽しんでいたように思う。

すると、徐々に変化を感じるようになった。

最初に大きな変化を感じたのは、
開始から3か月後の2月。

英語の演習問題を解いているときだった。

「あれ?…読めるようになってるぞ!!!」

それまで理解することができなかった
難易度の高い英文がスッと頭に入るようになっていた。

それまで英語に苦手意識しかなかった自分が
明らかな変化を感じた瞬間だった。

さらにその半年後の8月。

マーク模試での変化もあった。

国語の点数が101点から156点に上がり、
偏差値は47.7から64.7にまで大幅アップしていた!

「いける…!いけるぞ!!!」

自信をつけた僕は、その後も猛進しつづけ、ライバルとなる全国の学生たちをあっという間に抜いていった。

そして、合格発表日の2月28日。

「おめでとうございます。合格です。」

「うぉぉぉぉおおおお受かったぁぁぁぁぁあああああ!!!」

第一志望の早稲田大学 政治経済学部に見事合格。

その他にも、出願した
早稲田5学部すべてに合格することができた。

そして今、憧れだったあの早稲田大学に通っている。

でも…

実際に大学に入ってみると、
自分と比べ物にならないくらい高学歴の人たちが
2浪・3浪し、やっとの思いで
早稲田に入っているのを知った。

中には、結局、合格できず、
泣く泣く他の大学を選ぶ人たちもいる。

なぜ、僕のような高校中退した人間が、
早稲田に合格することができたのか。

なぜ、僕よりも優秀な高校に通っていても
合格できない人がいるのか。

自分の過去を振り返って考えてみたんだ。

そうして、僕は、
ある秘密に気がついた。

それは、
兄の指導方法にその理由が隠されているんだ。

僕が早稲田に合格できた最大の理由。

僕が合格できた理由は、シンプルだ。

ポイントは3つ。

まず1つ目は、僕の学力を考慮し、
合格から逆算した計画を立てたこと。

当たり前だが、受験生はみんな、
志望校も違えば、学力も、性格も、育ってきた環境も違う。

だから、一人一人の個性に合わせた学習計画を立てることが必須条件だ。

いまだに、兄が最初に僕の基礎力の低さに気付き、その強化するように指摘してくれたのは、人生最大のアドバイスだったのではないかと思っている。

これによって適切な時期に、
適切な内容の勉強を行うことができ、
結果として合格への最短ルートが作られた。

2つ目は、学習サイクルを確立したこと。

「勉強計画の立案⇒計画の実行⇒苦手箇所の分析⇒勉強方法の改善」のPDCAサイクルだ。

兄が勉強の内容ではなく、
やり方を教えてくれたことにも意味があった。

やり方を教えてくれたことで、兄がいなくても自分でこのサイクルを回せるようになり、
成果につながる自立した勉強法を確立することができた。

最初は、何をすれば分からなかった僕も、
2倍3倍のスピードで回せるようになり
学習スキルがみるみる向上。

普通では考えられない程の点数アップを実現し、
早稲田合格という夢を叶えることができた。

そして最後は、この大学に行きたいという気持ちを
強く持てたこと。

兄は「大学になぜ行きたいのか」という思いを明確に気づかせてくれた。

結局、ここが1番大事。

ただなんとなく、周りの受験の雰囲気に流されて大学を決めても、長い受験期間を持ちこたえることは不可能だ。

ゴールをイメージし続け、高いモチベーションを保てたからこそ、最後まで燃え尽きることなく取り組める。

・なぜ、その大学じゃないといけないのか
・その大学を学んだあと、どうなりたいのか
・目指す将来に必要なことを、その大学で得られるのか

きみは本当に、把握できているだろうか?

もし、把握できていないなら、
それを解決する方法がある。

それは、僕のように“経験者の力を借りることだ。

実は今、大学で出会った仲間と
クラウド先生というオンライン塾を運営し、
実際に指導もしている。

僕の「高校中退⇒早稲田合格」という貴重な経験をもとに、上述の3つを軸にしたコーチングを行っているんだ。

過去に兄がしてくれたコーチングを用いて、僕のように大学受験に困っている人を一人でも多くサポートし、
転機を与えられる存在になりたいと思って指導している。

実際、その効果は絶大で、
輩出した生徒の志望校合格率93.7%
現在、生徒申込数150人を超えた。

もし、これを読んでいるきみも、

「今の自分を変えたい…」
「行きたい大学に受かる気がしない…」
「どう勉強を進めていったらいいか分からない…」

などと思っているなら、
まずは無料相談を受けてみて欲しい。

僕なら、その時間だけでも、
きっと何かしらの気づきを与えられると思う。

憧れの大学に合格して
自分の人生を変えてみないか?

追記:無料相談が殺到中

最後まで読んでくれてありがとう。

ありがたいことに、最近、
この記事に対する反響をたくさん貰っていて、
無料相談がかなり殺到している。

今、枠がどんどん埋まっていて、
希望の時間に予約を取れなくなってきているので、
急ぎ追記した。

もし少しでも興味があるなら、早めに予約をして欲しい。

無料相談で、
君の悩みを僕に聞かせてくれないか?

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